HOME > 野菜

野菜

tabemono_bannar-02.jpg

 

大根(健胃、消炎、補温)

 

煮てもよし、焼いてもよし、生でも、干しても、漬けてもよし。1年中食べられる大根は間違いなく日本の代表的な野菜で、生産量、作付面積共に一番の野菜です。また、煮物、大根おろし、刺身のツマなど、魚をたくさん食べる食習慣のお供に、昔から大活躍しています。特に焼き魚に大根おろしを添える習慣が理にかなっており、焦げた魚の発がん物質「ベンツピレン」を、大根に含まれるオキシターゼが分解してくれるため、胃ガンの予防に役立ちます。さらに食物繊維のリグニンがガン細胞の発生を抑制するという研究報告もあります。出来れば葉の部分も食べれば、ビタミン、カルシウム、鉄、マグネシウムも摂取できて、風邪や気管支炎にも効果があるものと思われます。tabemonojiten_illust_6.jpg

 

また大根は昔から「天然の消化剤」と言われ、白い根の部分には炭水化物の消化を助けるジアスターゼ、澱粉を分解するアミラーゼ、蛋白を分解するステアーゼをはじめ、様々な酵素類をたくさん含んでいます。

 

また大根特有の辛味成分は胃液の分泌を促し、消化を良くし、整腸作用を示します。胃腸の調子を整えるためには、非常に都合のいい食材だと思われます。また大根おろしを朝夕二回、20~40ccを食後すぐ飲むと消化によいとされています。風邪のときにおろし汁に生姜を少し加え、お湯を注いで飲むという民間療法もあるようです。

 

漢方でも大根の種子を日干しにした生薬を「莱菔子(らいふくし)」といい、胆汁の分泌を促したり痰切りに用いたりしてきました。

 

このように、おいしいお食事に、民間療法に、
医療にと大活躍を繰り広げてきたのが「大根」なのです。

 

 

 

文責:日本ライフィックス株式会社 企画課 宮本拓也
監修:株式会社本因堂薬局 管理薬剤師 柏木誠一郎