HOME > 食材

食材

tabemono_bannar-04.jpg

 

ウコン(抗潰瘍、利尿)

 

最近はコンビニ等でも「ウコン」の文字をよく見かけるようになりました。そのイメージは専ら、ついついお酒を飲みすぎてしまいがちなお勤め人の味方といったところですが、実はウコンの実力はそれだけにとどまりません。

tabemonojiten_illust_5.jpg
長寿県でおなじみの沖縄では、よく料理にウコンを利用するだけでなく、民間薬としても広く用いられています。

生のウコンをすりおろし痔や切り傷に湿布をしておくと、血を止めて腫れや痛みもやわらぐとされているようです。
漢方では昔から胃や胆嚢の機能改善と止血の目的に使われてきました。根茎を日干しにしたものが生薬の鬱金(ウコン)。清上飲(せいじょういん)や中黄膏(ちゅうおうこう)という処方に用いられ、「唐本草」という漢方の医書にはウコンの効能を「血積を治し気を下し、肌を蘇らせ血を止め、悪血を破り血淋、金瘡に効あり」と記してあります。血淋とは尿に血が混じることであり、従って、血尿の

止血剤にも用いられていた事を示しています。

 

主成分はクルクミンという黄色の色素。

 

強い解毒作用と胆汁の分泌促進の効果が知られています。

また最近の研究では、クルクミンを経口摂取すると腸管で

テトラヒドロクルクミンという強力な抗酸化物質に変化する

ことが分かりました。この物質は活性酸素による酸化ストレスを抑え、

腎不全、神経障害、動脈硬化、ガンなどの広範な成人病に有効であるとのことです。
さらにウコンには色素成分のターメロン、シネオールのほか、ビタミンCやカリウムも含まれています。肝機能を強め、利尿効果があるのはそのためです。また体内のコレステロールを溶かし、膵臓などの働きをよくするので、血糖値を下げるという報告もあります。さらに胃潰瘍の誘因とみられるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌にも有効であることが発表されたりと、まさに薬効の宝庫であるのがウコンなのです。
生のウコンをすり潰して、お湯で溶いて飲むと、強い苦みを感じます。数ある効能を知ってから飲むと「良薬は口に苦し」の言葉が思い起こされ、苦みが快感に変わるかもしれません。

文責:日本ライフィックス株式会社 企画課 宮本拓也
監修:本因堂薬局 管理薬剤師 柏木誠一郎

 

TOPへ