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穀類

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小豆(利尿、便秘、催乳)

 

「脱むくみ」で心も身体も軽やかに
一般的に男性よりも、女性のほうが、むくみcopy_tabemonojiten_illust_2.jpgやすいと言われています。むくみとは、何らかの原因により、体内の不要な水分が排出されずに溜まっている状態のことです。筋肉量が少ない、皮下脂肪が多いなど、近くの原因を上げればキリがありませんが、人がおサルさんに近い姿だった時代から考えれば何百万年もの歴史のなかで、複雑な必然性があってそういう体質に仕上がっていいるわけですから、原因から解決策を導き出すのは、実は大変なことです。物を言うのは「経験」です。

中国で最も古い本草書「神農本草経」。後漢から三国の時代に成立したと言われる書物ですから、だいたい1800年〜2000年近く前の書物であり、そこにこういう記述があります。赤小豆(せきしょうず=漢方での小豆の生薬名)は「水腫を下し、膿を排す」と。今の日本と、2000年前の中国では随分とライフスタイルは違ったことでしょうが、同じようにむくみで悩んでいる人々がいたということが、よく分かります。また「本草綱目」という、本草学の基本書においても「熱毒を治し、悪血を散らし、煩懣(胸がつかえて苦しい)を除き、脾胃を健にし、食欲を進める」などの記述があります。つまり人間の身体は、水分や食事や大気を摂取し、五臓六腑を通じて必要なものを吸収し余計なものを排出するというサイクルの継続で成り立っているわけですが、小豆には余計なものの排出をスムーズにしてあげるための効能があるということを、古代中国の時代から、人々は経験を通じて知っていたということなのでしょう。

日本でも、小豆の煮汁を13回空腹時に飲むと、体のむくみがとれて脚気や二日酔いが軽くなるという民間療法があります。また川魚のコイを食べてから小豆の煮汁を飲むと、母乳の出が悪い産婦の乳汁の出を促すことも古くから知られていたようです。これらは、漢方処方の赤小豆鯉魚湯の応用であると考えられます。


文責:日本ライフィックス株式会社 企画課 宮本拓也
監修:本因堂薬局 管理薬剤師 柏木誠一郎

 

 

お米(滋養、活力、浄血)

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夏は熱帯と同じぐらい暑い日が続き、日射量も多い、世界平均の2倍の降雨量があり、豊かな山々に満々と蓄えれた水は幾筋もの川に分かれ海へ向けて滑り落ちる。厳しくも豊かな国土に恵まれた日本では古くから稲の水耕栽培が盛んで、主食と言えばお米でした。戦後、パン食も広がりましたがお米という贅沢な主食を元々毎日摂ってきたのが日本人で、主食を麦に傾けるというのは、思えばもったいない話です。

実は漢方でも米は活用され、ウルチの玄米を「硬米」といって薬に使っていました。『傷寒論』には、白虎湯、竹葉石膏湯、白虎加人参湯が収載されています。なかでも白虎加人参湯は、かなり重症の高熱を出す症状に用いた薬であり、抗生物質があるので出番は少なくなったが、糖尿病、夜尿症、アトピー性皮膚炎などにはいまも処方される薬です。また風邪の処方に桂枝湯という薬がありますが、これを服用した後に熱い粥を与えて薬の効力を助ける用途もあります。
お米は保存が効くので賞味期限の記載がありませんが、どれだけ長期間保存しても品質が変化しないという意味ではなく、実は白米に精米したものを長期間保存すると、酸化が進み、味が落ちてしまいます。特に梅雨入り後は劣化のスピードが上がりますので、冷蔵庫等の冷暗所での保存がおススメです。
一番良いのは玄米で保存し、都度精米することです。玄米の状態だと劣化の速度が劇的に遅くなるため、収穫時の状態に限りなく近い形での保存が可能です。今は家庭用の精米機もありますので、ぜひ一度試してみて下さい。

 

文責:日本ライフィックス株式会社 企画課 宮本拓也
監修:本因堂薬局 管理薬剤師 柏木誠一郎

 

 

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